補聴器をつけたからといって、若い頃のような聞こえに戻る訳ではありません。特に、言葉を聞き取る能力が低下している方は、補聴器をつけていても言葉が聞き取りにくいので、周囲の人は話をする際に注意が必要です。

会話は話し手と聞き手のキャッチボールです。話し手が少し意識をするだけで、聞き手はずっと楽になります。やたらに大きな声で話しかけても、響くだけで逆効果になることもあります。ぜひ、以下の点を意識して話しかけてみてください。

・聴力が低下している人や、補聴器をつけている人が聞き取りやすい話し方

1. 顔をみて(特に口元を見せて)話をする。
2. 比較的ゆっくりと自然なメリハリをつけて話す。
3. 単語単位、文節単位で区切って話す。
4. 文の最後までハッキリ話す。