なぜ補聴器は高額なの?価格を決める4つの理由
2019年12月26日 コラム
「補聴器って高いですよね」
そう思っていらっしゃる方、いらっしゃいませんか?
専門店で扱っている補聴器の中で、人気の価格帯は平均すると15~20万円くらい。
パッと聞くと、さすがに安価とは思えませんよね。性能を追求するとさらに高価な補聴器もあります。
しかも価格が違っても、見た目はほとんど変わりません。
専門店以外にも、眼鏡ショップ、量販店、通信販売など、補聴器の市場は広がっています。
値段の違いは何なのか?
格安な補聴器や通販でもいいのでは?
選び方がわからない!
今回は、そんな補聴器の価格の謎に迫ります。
チップの研究費や開発費が膨大
安価なものでも本体のサイズは高価なものとほとんど変わりませんが、補聴器に内蔵されている「チップの精度」、これが一番価格差のポイントになります。
チップは拾った音を、自動的に細かくお客様一人ひとりの聴力に合わせて耳に届け、同時に雑音を抑えてくれます。安価なものだと雑音と一緒に会話の音も抑えてしまうものもあります。拾う音と拾わない音を瞬時に処理する性能と信頼性、そこが価格差に出るのです。
優れたチップは1秒間に1億回以上の信号処理を行うほどハイテク!
メーカーではこのチップの開発費に大変な費用がかけられています。
オーダーメイド
「難聴」と一言で言っても、お耳の聞こえや耳の形はお客様一人ひとり異なるため、
補聴器はオーダーメイドで作られることが多いもの。既製品をそのまま使うと、思うような効果が得られない可能性が高くなります。
専用の機器を揃え、専門的な技術を持ったスタッフが対応する。補聴器専門店で補聴器購入を検討することは、きっとより良い聞こえにつながることでしょう。
アフターフォローの費用も込み
ショップにもよりますが、専門店では購入費用の中に、音の調整や機器の掃除などアフターフォローの費用も含まれている場合があります。
補聴器をつけた後も、時間が経過することで耳の聞こえが以前と比べて悪くなることがありますが、そういった際のメンテナンスも、専門店であれば気軽に相談できます。
オプション機能付
最近ではスマホと連動する、ワイヤレスイヤホンとしての機能を搭載した補聴器もあります。そういった付加機能もまた、価格に反映されます。
慎重に選びましょう
補聴器は適切に調整することで、まるで体の一部のように、なくてはならないものになるでしょう。
買うときは高価に見えても、費用対効果に納得できる
そんな補聴器との出会いがきっとあるはずです。